どんよりとした空の朝に、こんにちわ。
梅雨入り宣言がされてしまいましたね、関東地方も西日本もすべからく。 局長です。
これから我々のような “天然パーマネント族” には辛い時期がつづくんですね・・・・
――― さて、少し前の週末のお話。
ぽかぽか陽気だったこの日は、リビングの窓を全開に。
猫たちはその前で日向ぼっこをするなど思い思いに過ごしていたのだが、ふと気づくと、猫用の “爪とぎ” がえらいことになっていた。
我が家ではハニカム状の紙製ではなく、麻製の爪とぎを使用しているのだが、そのコンディションのチェックを怠っていた。
もはや使い物にならないどころか、朽ちている感じになってしまっているではないか。
幸いにも買い置きしていたものがあったので、すぐに交換することに。
パッケージ越しにも、これが爪とぎだと分かったのだろうか。
にいなが寄って来た。
ちなみに、マタタビも付属しているのだが、猫たちがラリッたような状態になってしまうので、我が家ではあまり使わないことにしている。
それはさておき、いざ投入 ―――
真横でスタンバイしていたにいなが大喜びで爪をとぎ始めた。
やはり新しい麻は、爪の引っ掛かりなどがいいのだろう。
すると、そこへ寿喜が。
そして、なぜかにいなの肛門に向かって交代を呼び掛ける。
まだにいなも使い始めたばかりだというのに。
あまりの感触の悪さに、思わず手を止めてしまったにいな。
結局、そのまま寿喜に乗っ取られることに。
にいなもケンカしてでも死守するほどの意地は見せず、不本意ながらも代わってやるような大人の対応を見せていた。
そんなにいなの気持ちなどお構いなしに、大喜びで新しい麻で爪とぎを始める寿喜。
こういった空気を読まない強引さが、にいなに嫌われてしまう理由なのだろう。
猫は何かイラっとしたときは、気分転換したいときなど、こうして爪をとぐものだが、爪とぎが新調されただけでもその欲求は沸いて出るらしい。
無我夢中だ。
せっかく俺が新品を卸すその横で待ち構えていたというのに、あっさりと乗っ取られてしまったにいなは、本当はすぐにでも爪をとぎたいほどのストレスに駆られているのだろう。
しかし、心行くまでに爪とぎを楽しんだ寿喜が去ってゆくと ―――
ようやくにいなにも腰を据えて爪とぎができる状況が。
余計に蓄積されてしまったストレスも一緒に吐き出さんと、一心不乱に爪をとぐ。
むしろ、やり過ぎてしまうほどに・・・・
爪が割れてしまったのだろうか。
ようやく一息つけたようだ。
サラリーマンの一服、もしくは缶コーヒーみたいな感覚だろうか。
どちらもやらない俺には理解し難いものだが。
しかし、にいなの試練はまだ終わらないらしい。
二匹が爪をとぐ音の微妙な変化でも感じ取ったのだろうか、今度は二階の寝室にいたはずの稚葉が不気味な雰囲気でやって来た。
そして、とんでもなく強引ににいなを退かせた。
こんな理不尽ささえも想定の範囲内なのだろうか、にいなはすべてを分かりきった様子でその席を譲ってしまう。
にいなを退かしたところで、これまた夢中になって爪をとぎ始める稚葉。
なんてワガママに育ってしまったのやら。
もしくは、小娘のこんなワガママくらいは可愛く感じてしまうのだろうか、にいなクラスになると。
こうして、ただ爪とぎを新調しただけなのに、猫たちの性格や人間模様(猫模様)までが垣間見えてしまった我が家のリビング。
にいなの年長者ゆえの我慢強さにもリスペクトを表さなければな。
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【今日の一言】
毎日ゝ湿気で中世の音楽家みたいな髪の毛になってしまうことが今から億劫・・・・
ひょんなことから6度目の 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターやってます。
Source: 熊猫犬日記