他府県から「何もすることがない」といわれて、大きなワンコさまが来ました。
(プライバシーがあるので、あまり詳しくは書けませんが、お察しください)
化膿巣があり出血もしているので、結構なニオイがしていました。
室内飼いのワンコさまなので、ご自宅でお世話はされるのは、たいへんでしょう。
写真の黄色のところは化膿していますし、黒くなっているところは壊死をしています。
がんは、炎症反応なので、簡単にいえば、大火事が起こっていることになるのです。
火事が起こっているのに、何もしないでほっておくと、もっとひどく広がりますね。
火を消してあげないと。
このような写真の場合だと、あまり抗生剤は効きません。免疫系がもうちゃんと動いていないからです。
(治療法)
1、患部のレーザー処置
2、高濃度ビタミンC点滴
3、丸山ワクチン
4、栄養療法
カラダが参加しているので、アルカル性食品を食べるもらう。
5、サプリメント療法
6、重曹療法
などをしながら、火消しを行うことをして、がん細胞を小さくする治療です。
がんの治療は、三大治療
1、手術
2、抗がん剤
3、放射線治療
ですが、それ以外にもいろいろと出来る時代になってきています。
じっくり診察をしてもらいましようね。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし