時代は流れています。
そして、もふもふちゃんの寿命も飛躍的に伸びています。
昭和の始めは、猫さまは、猫ママ、ワンコさまは残飯、という時代がありました。
そして、昭和を経て、平成になり、多くの猫さま、ワンコさまは、ペットフードを食べるようになりました。
これで、もふもふちゃんの食事は完璧になったように見えました。
もふもふちゃんが長寿になり、昭和の時代ではあまり見られなかった病気が出てきました。それは「がん」です。
毎日、がんのもふもふちゃんを診ています。
それで、ひとついえることは、食事が大きく関わっているということです。
フードの問題点
*トランス脂肪酸がある。
*酸化防止剤が入っている。
*添加物が多い。
などです。
臨床をしていて、いわゆるペットフードをやめて、手作り食にしてくださったもふもふちゃんの治療効果が高いことが、わかってきています。
「がん」「難治性皮膚病」「慢性腸炎」などは、食事を変えると治りやすいのです。(食事だけで、大丈夫という意味ではないので)
そのような疾患になり、「手作り食」「食事療法」というのは、なかなか難しい子もいます。
小さいときに食べていないものを重篤な病気になって食べて欲しいといって無理、というものです。
それで、どうするか?
*子猫さま、子犬さまの時期に、食べていいものを多様性なものを与えておくということです。
猫さまが喜んで食べるから、といって〇〇〇ルを与えるというのでなく、小魚を炊いたものを潰してあげる。ササミをゆでて、ほぐしてあげるなどをしてください。
ワンコさまなら、野菜と魚を煮たものを与えるなどして、小さいときから、いろいろなものを食べるようにしてください。
食習慣は、早い時期に決まるので、手作り食のことも頭において育てあげてくださいね。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし