↑この子ではありませんが。猫さまのプライバシーがあるので、他の猫さまを写真にしています。
18歳で肉腫が出来っていた猫さま、寛解をしていま皮膚が出来るのを待っている状態です。
具合がよくないときは、2キロまで体重が落ちました。
夏季休暇をいただいている間は、猫さまの近くの病院で継続治療をしてもらっていました。
一週間以上空いての再会。
猫さまは、
*毛がフサフサになっていた。
*顔がまんまるになっていた。
*体重が2550グラムまで増えていた。(一週間前より増えていた)
がんが、寛解するということはこういうことなのです。
私たちの治療は。
*がんに負けないカラダに作り変える(食事療法、サプリメント療法)
*炎症反応のなくす
*好中球/リンパ球の比を2以下に。
などを目標に
*高濃度ビタミンC点滴
*丸山ワクチン
*食事療法
*レーザー治療
*モーズ軟膏
などをしています。
決して、がんになっている患部だけ治せばいいと考えていないのです。
『がんは慢性炎症で、代謝疾患』だと考えているからです。
私たちの病院で寛解している子は、とても元気で食欲もあり体重も増えています。(がんはなくなっているみたいけれど、元気がない、ということはいないです。)
そういう観点から治療をさせてもらっています。
がんが寛解した飼い主さんが、みなさん食事の重要性をよくご理解いただいています。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし