私たちは、がん治療を多くさせてもらっています。

いろいろな治療法があるのだと思いますが、その中でも免疫誘導の治療をしています。

 

つまり

*あまり抗がん剤を使わない

*リンパ球にしっかり動いてもらう。

 

そのような治療です。

 

すぐに反応する子っもいるのですが、なかなか治療効果が得られない子もいます。

 

いろいろ指標があるのでしょうが、ひとつは、

 

好中球/リンパ球の比

 

で私たちは見ています。

 

この比が、2以下の子は、いいのですが、8、7、の子がたくさんいます。それらの子は、以下のことを意味しています。

*リンパ球の数が少ない

*好中球が多い。

 

百分率で見ているので、当然と言えば、当然なのですが。リンパ球がちゃんとないとやはり免疫誘導の治療の効果が出にくいです。

 

このような子に私たちは以下の治療を添加しています。

*高濃度ビタミンC点滴

*インターキャット、インタードック

*非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

 

なども他の治療と併せています。

 

がんの治療で、これだけやれば大丈夫というものは、なかなかなくもふもふちゃんの血液検査などを見ながら、プランと決めていきます。

 

少なくとも、がん治療をしているもふもふちゃんは、好中球/リンパ球の比は知っていて欲しいと考えています。

 

 

Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし