↑目の白いところをチエック、このように白いと正常。黄疸だとここが黄色なる。

 

診察室は、普通は明るいです。(猫さまが興奮する場合は、暗くしていますが)

 

それは、猫さま、ワンコさまの顔色を見るためなのです。

毛が生えているのに、猫さま、ワンコさまに顔色があるの? と思われかもしれませんが、顔色はあるのです。

 

1、何か白っぽい。(貧血、がんなどの疑いがある)

2、何か黄色っぽい。(黄疸の疑いがある)

 

もちろん、血液検査をするとすぐにわかりますが、飼い主さんが、いち早くチェックすることが、おすすめですね。

 

(黄疸とは)

1、血液中のビリルビンが増加して皮膚や目が黄色くなること

 

 

(原因)

1、胆泥症の悪化

2、肝臓の急性、慢性炎症

3、がんなどにより、胆管が閉鎖

4、胆のうの破裂

 

以上の理由で、ビリルビンの排泄が出来ない。

 

(飼い主さんのチエックポイント)

1、目の粘膜などを見る(写真のように)

2、耳の粘膜を見る。垂れ耳の子は中の毛の少ないところ。

3、オシッコの色が、濃い黄色、紅茶の煮だしような色をしていないか。

 

チエックポイントで、ひっかかることがあれば、早急にかかりつけ医に。

 

緊急事態です。

毎日のチエックで、早期発見できます。

 

 

Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし