がんになると、がん細胞が活発に分裂を繰りかえすので、そこに新生血管を作るので、貧血をします。

 

1、Ht

2、Hb

 

が下がってきます。

 

貧血すると、カラダに酸素を運べなくなるので、よくありませんね。

 

抗がん剤をがんがん打って、貧血の治療もしないと効果はなかなか得られません。

 

そのためには、

1、鉄補充

 私たちの病院では、サプリメントとしてヘム鉄などを出しています。

 

2、輸液剤にビタミンB群の補充

   食欲がない子は、葉素(ビタミンB9)、コバラミン(ビタミンB12)、ナイアシン(ビタミンB3)、

   ピリドキシン(ビタミン6)などのビタミンB群は、骨髄で赤血球を作るときに必要であります。

  このようなことから、皮下点滴などには、ビタミンB群を一緒に点滴してます。

 

 

がんになると、栄養障害を起こします。

 

そして、低アルブミン、低たんぱく質、貧血などを起こすので、その辺りのアプローチもじっくりしましょう。

 

(貧血のこんな場合)

 

1、アミノ酸のサプリメント

2、アミノ酸点滴

3、アルブミン点滴

などもします。

 

がんだけでなく、全体を見て治療しましようね。

 

 

 

Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし