日曜日の昼下がりに、こんにちわ。
巨人も阪神も連勝したり連敗したりを繰り返して5割付近を行ったり来たりですが、広島だけは各カードで確実に勝ち越して貯金を増やして盤石の首位固めですね。 局長です。
――― さて、実はちょうど一年前くらいの古いお話。
家に入ろうと門扉を開けると、玄関前が土のようなものでえらく汚れていた。
もはや「これはどうしたことか!」などと慌てることもない俺。
逆に「今年もこの時期が来たか」という覚悟が芽生えたくらいだ。
そう、ツバメが巣作りを始めたのだ。
一般建築でいうと “着工” という段階だ。
GWの俺が家にいる時期に始めたのは、何か意味でもあるのだろうか。
それよりも、ふと気になったことは、例年よりも「横に長い」ということだ。
翌日になると、さらに土が盛られていて、少しずつ工事が進んでいることが分かる。
でも、やっぱり横に長い。
着工から3日後、工事は順調に進んでいるようで、土の盛り方にも球体のような「アール」が付いてきている。
しかし、やはり俺が危惧していたことは的中していた ―――
「横に長い」と感じていたサイズは、やっぱり長すぎたようだ。
明らかに使っていない部分ができていた。
人んちの壁だと思って雑に扱いやがって。
玄関灯を18時くらいに点けるのだが、その時間帯でもなお作業をつづけているツバメ。
納期が押しているのだろうか。
ちなみに、この頃の俺はというと ―――
“コメント皆勤賞” の副賞贈呈に、“クッキー&ちゃちゃ” さん宅に真熊を連れていったりしていたのだが、立ち寄ったお店に作られていたツバメの巣を偵察しては、我が家のものに何か生かせる要素はないかといった研究までするようになっていた。
GWが終わった頃には、巣は完成していた。
横に長く盛り過ぎて放置された部分の汚さが気になるが、ツバメたちにとっては小さな問題なのかお構いなしのようだ。
雛たちの “ベッド” になるようにと綿なども運び込まれていたが、肝心な卵はまだ産まれていなかった。
その後、無事に卵を産み落としたらしいツバメ ―――
毎日巣の中で卵を温めていたので、近づいて写真を撮ることができなかったのだが、着工からわずか一ヶ月ちょっとで雛が孵化していた。
お分かりだろうか ―――
白いクチバシが見えるのだが・・・・
無事に孵化したことで、親鳥は餌を捕まえに巣を空けていたので、その隙に撮影。
この時点では、まだ2匹しか確認できなかったが、とにかく無事に孵化できて良かった。
そうなると、こちらも生活スタイルが変わってくる。
まず、万が一雛が巣から落ちてしまったときのために、巣の真下にクッション性をもたせた箱を設置して、少しでも生存率を上げるための対策とする。
そして、普段のドアの開け閉めから出入りまで、息を殺しながら静かに行わなかればならない。
すると、2週間もすると、雛たちはこんな立派な姿に。
もはや巣には収まらないようなサイズ感である。
ちゃんと確認してみると、合計で4匹いる。
あの後も順番に孵化していたらしい。
俺が近くにいないときを見計らって、親鳥が交互に餌を与えに飛んで来る。
別に俺は何もしないっていうのに、毎回どうにも信頼関係が築けない俺とツバメ。
軒先を利用しているくせに、絶対に心を開かないとは失礼な話だ。
そんなことを思っていたら、なんと雛たちが俺の目の前で巣から飛び立った。
哺乳類の「よちよち歩き」のようにおぼつかない飛び方ながら、まずは最寄りの電線に全員で着地に成功。
飛び方が下手くそゆえに、あの小さな巣に4匹で戻ってくることは物理的に不可能。
つまり、これが我が家と巣への「別れの歌」となるのだ。
斜め後ろのお宅の玄関先にある玄関灯などの突起物に、とにかく留まれる場所を見つけてはしがみつく雛たち。
こうして、一ヶ月半にわたる息を殺しながらの観察生活は「さよなら」も告げられずに突然終焉を迎えてしまった。
「また来年戻って来いよ!」と伝えて、俺も通常の生活に舞い戻ったのだった。
ついでに過去の「ツバメ通信」も振り返ってみよう ―――
● 2013年 | 初めてツバメに巣作りされたが無事に孵化して巣立っていった。
● 2014年 | 無事に孵化したのに巣ごと落下してしまい野良猫に・・・・
● 2015年 | 巣作りを始めたものの、着工直後に中止されてそれっきり・・・・
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巣作りの序盤に明らかな失敗があったが。
【今日の一言】
セ・リーグの2位から4位までは団子状態ですね。 でも巨人は交流戦に弱いからなぁ・・・・
ひょんなことから6度目の 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターやってます。
Source: 熊猫犬日記