極寒の花金に、こんにちわ。
年末年始休みを除く日常生活では、今年最後の花金でしょうか。 今年も毎週金曜日は焼き鳥やイタリア料理をよく食べたものです。 客単価の高い男、局長です。
――― さて、今週からのつづきなのか、昨日からのつづきなのか。
スタートはどちらか微妙だが、「木箱」の制作レポートの後編を。
「BRIWAX」(ブライワックス)掛けまでが終わり、いつのまにか作業も三日目に。
きれいに着色されたパーツたちの組み合わせを確認する。
まずは、裏面を「下駄」状にすべく、細く加工した部材を当てる。
これは木箱の段積みのためのアイテムなのだが、詳しくは後述しよう。
平日夜、仕事から帰ってきてからの作業だったため、釘を打つ騒音が “隣のお婆ちゃん” 宅に響いてしまっては申し訳ないので、ホットカーペットで衝撃吸収を図る。
なぜかにいなが石像のように不動のまま、俺の作業を見守っていた。
次に、側板の組立。
クランプで固定した上で釘を打っていく。
強度的にはネジを使いたかったのだが、板厚が薄く、且つ合板ということで「割れ」が生じてしまいそうなので、今回は細めの釘で止めることに。
まずは固定力を高めるために、ボンドで仮止めし、さらに下穴(兼)仮組みのために、極細の「仮釘」で固定していく。
相変わらずにいなは俺の横でその作業を見守る。
ボンドが乾くまでの時間短縮と工数削減のため、2個を同時に組み立てていく。
しかし、石像猫の後ろ姿で奥側の箱が見えにくい。
その後も、木材に穴が開くんじゃないかというレベルの強い視線を浴びながらも、側板を2枚ずつ固定する作業をつづける。
ここで俺はふと思った。
ひょっとして、にいなは箱ができたら真っ先に中に入りたいがために、俺の真横でスタンバイしているのではないかと。
段ボールではない、木箱の入り心地とは一体どんな感じなのだろうという止め処ない好奇心に駆られているのではなかろうか。
いや、そんなわけないか。
まだ「箱」の片鱗も見せていない板状の段階から俺の真横にいたのだし。
そもそも、あの段階で「これが箱になる」と分かっていたとしたら、我が家なんかにいるよりも木工所の看板猫になるべきだ。
そんなことを考えているうちに、4つ制作する予定の木箱の初号機が完成。
「持ち手」のグリップ感などを確かめし、イメージ通りであることを確認したところで残り3つの作業スピードを上げる。
要領をつかんでしまえば一気に作業を進められるもので、仮組みまではスピーディーに完成。
背の高いタイプと、低くてメッシュの付いた通気性のいいタイプの2種類を2個ずつ制作。
用途に合わせて使い分けるのだ。
ちなみに、先述の「下駄」状の部分は、箱を積み重ねる際のストッパーの役目なのだ。
下の箱に入りやすいよう、左右を丸めてある。
こうして、仮組みが終わったところで、本番用の釘を打ち直して仕上げに。
実に三日を要した木箱4つが完成したのだった。
「そんなもの買えばいいいじゃん」なんて声が聞こえてきそうだが、確かにそのつもりだった。
しかし、市販されているものは思いのほか小さく、キャンプ用には使えなさそうだったので、今回はこうして自作したのだ。
ということで、来週からまたキャンプレポートに戻ります。
実は自宅の整理用に、あと6つの木箱量産も計画中だったするが・・・・・
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【今日の一言】
今日の花金は何をアテにビールを飲もうか。 でも最近、ガスで胃が張るんだよなぁ・・・・