まねき猫ホスピタルにいらっしゃった最近のワンコさまの事例です。
こちらのワンコさま
1、10歳以上のシニア
2、男の子
3、他院で、口腔内メラノーマと診断され、患部を手術
4、顎の切除を強く進められました。
侵襲性の強い治療が嫌だったので、私の病院に来院されました。
口腔内以外にもリンパ節にも転移していました。
私は、これまでも多くのがんの猫さま、ワンコさまを診てきました。
それで、わかってきたことは、がんを叩くだけではなく、がんは代謝疾患なので、
1、食べ物を変える。
2、がんに効くサプリメントを服用する。
そのようなことをしなければならないのです。
そして、ICG-lipoをやれば、寛解する子も少なからずいるということです。
ICG-lipoとは、
1、温熱療法
2、少量の抗がん剤が入っています。
このような治療で、最近はいい治療効果を得ています。
単にがん細胞だけをどうにかしようとせず、木を見て森を見ずではなく、森を見ながら、木を見ることが大切です。
このワンコさまの治療
1、丸山ワクチン
2、ルペオール
3、ICG-lipo
4、治療初期の頃、他院で手術した横に、メラノーマが出来たので、沈静で当院で手術
5、サプリメント療法
6、重曹療法
いまで、2カ月以上が経っていますが、メラノーマの原発のところは、安定しています。もちろん、食欲もあり、元気です。
CPRがまだ、0,7にはなっていないので、抗炎症作用の治療は行っています。
体質を改善しながら、がん細胞を沈静化させていきましよう。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし