いま発売の『文藝春秋』に『日本人に急増 前立腺がんは食事で防ぐ』という衝撃的な題が載っています。
人間のがんも食事が大切といわれる時代が来ました。
毎日、臨床現場で働いています。
がんの子は、他院で「好きなものを食べさせてあげて」といわれて、私たちの病院に来られます。
私ももちろん、動物が好きで獣医師をしているわけですから、彼らが好きなものを与えてあげたい。でも、食事を変えてもらわないと、なかなかがんが寛解しないという体験を持っているのです。だから、食事療法をしています。
文藝春秋の271ページ 日本の前立腺がん治療の第一人者といわれる順天堂大学医が九府泌尿器科の掘江重郎教授によると、
「予防で代表的なものにアブラナ科の植物があります。ブロッコリー、小松菜、大根の葉、キャベツ、カリフラワー、カブ、ワサビです。」
「アブラナ科の野菜以外に予防効果が高いのがトマトです。例えばフランスとイタリアは隣りあっていますが、前立腺がんの発症した率はイタリアの方がはるかに低い低いです。イタリア人の食事はトマトとオリーブオイル、フランス人は牛乳とバターよく使いますが」
人間ともふもふちゃんが全て同じだというわけではないですが、やはり知識として持っておくことが大切だと思います。
●飼い主さんが出来ること
*ブロッコリー
*大根の葉、
*小松菜
*キャベツ、
*カリフラワー
*カブ
*トマト
などを食事、オヤツと与えてくださいね。
私たちは「がんは炎症反応だ」と考えています。これらの人間で予防効果の高いといわれている食品を取り入れて、がんになりにくい体にしてあげてくださいね。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし