食事療法をしています。
がんの子以外でも、慢性腎不全、慢性の下痢(IBD)、アトピー性皮膚炎の子なども食事療法をします。
その中で食材といいのが、玄米です。
慢性腎不全の子は、高タンパク質を食べることが出来ないので、炭水化物が必要になります。それで、玄米を与えてもらっています。
●玄米のメリット
*ビタミンB1を、白米の約5倍もの量含む
*必須脂肪酸であるリノール酸、オレイン酸もバランスよく含む。
*ビタミン・ミネラルが豊富
*繊維質が豊富
*血糖値が急に上がらない。(血糖値があがるとシンシュリンが分泌されて、IGF-1も分泌されて、がんの増殖を助けます。)
●玄米のデメリット
*調理するのに、時間がかかる。10時間以上をつけて置かないといけない。
●アブシジン酸(ABA)をどうするか?
玄米と調べるとアブシジン酸(ABA)の問題が出てきます。
アブシジン酸によって活性酸素の発生が促されるということから「アブシジン酸は体に悪い」説もあります。
本当に有害がどうかは、研究段階なのです。もしもふもふちゃんになにかあると困りますね。
*10時間以上、水に浸してから炊くようにすると、ABAがなくなります。
食事療法をするときは、食材がもふもふちゃんにとっても大丈夫なのか? と調べてから使ってくださいね。
以下に関連記事
■食事療法 慢性腎不全でどんどん体重が減っている子の裏技。#食事療法#玄米
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし