猫さまは、慢性腎不全の子は、多く。一度、なると症状を遅らせる治療が、主なものです。
(慢性腎不全の一般的な治療)
*食事の改善
*内服
*点滴
などです。
その他に私たちは、
*温熱療法
*アミノ酸療法
などもしています。
L-カルニチンが、慢性腎不全にも効果がある可能性があるようです。
●カルニチンとは。
*アミノ酸由来の物質
*すべての細胞に存在
*カルニチンは、L-カルチニン、アセチル‐L-カルチニン、プロピオニル‐L-カルチニンなど多くの物質の総称
*エネルギー産生において重要な役割
*長鎖脂肪酸をミトコンドリア内に運搬し、酸化(燃焼)する
*生成された有毒な物質をミトコンドリアの外に運びだし、蓄積するのを防ぐ。
*カルニチンは骨格筋や心筋に多く存在し、脂肪酸を燃料として利用
●カルニチンが接種出来る食材
*赤身の肉
*魚肉
*鶏肉
*牛乳
●何故、慢性腎不全にいいか?
*腎不全患者におけるカルニチンのバランスが崩れている。
*うまくろ過が出きていない。
*食事は、タンパク質の制限
慢性腎不全の子は、だんだんと筋肉が痩せていきますね。筋肉の中にカルニチンも使われているのです。
●飼い主の出来ること
*慢性腎不全の子には、L-カルニチンの内服を考えてみる。
*L-カルニチンは、よく効くものから、そうじゃないものまであるので、出来ればかかりつけ医に処方してもらった方がいいですね。
分子生物学というものが、進歩してきたので、もふもふちゃんにいいものが、だんだんとわかってくる時代になりましたね。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし