私たちは、がんの治療を多くしています。
いろいろな治療をしていますが、最近、レーザーサーミアという温熱療法もやっています。
それは、がん細胞は、42度以上になると、アポトーシスを起こすという原理を使って、表在性のがんの子には、レーザーで42度ぐらいにあげるというものです。正常細胞は、42度で影響はないので。
レーザーでがん細胞だけ温めるのは、なかなか難しく、サーモースタット機能がないものは出来ないです。
コツコツと新しい治療も導入しています。
そこで、今日は、温熱耐性について。
体の仕組みとして
*軽い刺激
*ストレス
を与えておくと、抵抗性が出来ることがわかっています。
それで、レーザーサーミアの場合でも、毎日すれば、熱抵抗性が出来るので、
週に1回か2回がいいとされています。この温熱耐性は、一過性なので、3日から5日でもとに戻るといわれています。
●飼い主さんの出来ること。
*温活は大切
*温める場所を変える。
たとえば、腰にしたら、明日か前足、その次は肝臓という風に。
ちょっとした科学的な知識を持っていると、効果的に出来ますね。
参考文献
ハイパーサーミア―がん温熱療法ガイドブック
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Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし