ペットショップやブリダーさんところ来た子で、咳がなかなか治らない子がいます。

ケンネルコフという病気なのですが、

 

原因は、

1、ウイルス

2、細菌

3、ウイルスと細菌

 

などです。

 

細菌だと抗生剤が効きますので、処方しますが、それではなかなかすっきりしない子がいます。

 

そんな子犬さまは、

1、総合タンパク質が低い(TPが7g/dl以下)

2、アルブミンが低い(ALBが3g/dl以下)

3、免疫系がちゃんと動いていない

 

などのことから、このようなことが起こるのです。

 

そんなカラダにガンガン、抗生剤を打つと、腸内細菌叢の善玉菌が育ちにくいので、以下のことを気をつけないといけません。

 

 

(治療にプラスすること)

1、ラクトフェリン

2、タンパク質やアミノ酸の補給

3、腸に届くビフィズス菌などの善玉菌を。

 

 

腸はウンチを作るだけのところではなく、免疫を司るところなので、善玉菌を育てましよう。

以下のところに書いています。

 

https://ameblo.jp/vet-manekineko/entry-12349160435.html

 

このようなことを考慮しながら、治療をしてもらうと、成犬になったときも病気になりにくいワンコさまになってくれます。

 

 

Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし