猫さまの以下の疾患は、そう珍しくはありません。
1、FIV(猫後天的免疫不全症 いわゆる猫エイズ)
2、FeLV(猫白血病ウイルス感染症)
猫さまは、10年ぐらいしか寿命がない時代なら、
1、長期に効くステロイド剤で治療
でよかったでしょう。
いまや15歳を生きている猫さまは、多くいます。
(ステロイド剤の利点)
1、比較的やすい
2、すぐに効く
(ステロイド剤の欠点)
1、糖尿病になりやすい。
2、肝臓が悪くなりやすい。
3、がんになりやすい
などがあるので、10歳をすぎた頃に、その兆候が多くみられます。
(私たちの病院はがんの子が多いので)
そんな中、コロイドヨードをすれば、安定している子は多くいます。
(コロイドヨードの利点)
1、副作用がほとんどない。
甲状腺機能の病気の子はよくない。
(コロイドヨードの欠点)
1、ステロイドより高い。
2、排泄が早い。
体重が軽い猫さま(大型犬いるは、体重分いるので)は、数千円ぐらいなので、比較的治療しやすいです。
いまの時代、猫さま、ワンコさまは長生きになっています。口内炎が治っても他の重篤な疾患になる治療は、やはり避けるべきではないか、と考えています。
Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし