高血糖の病気はよく知られています。代表的なものが、糖尿病です。

血液の中に糖がたくさんある病気です。

1、肥満

2、遺伝的なもの

 

で、それほど多くはないですが、糖尿病の猫さまやワンコさまがいます。

 

その反対が、低血糖です。

あまり知られていませんが、低血糖は怖い病気で、ほっておくと、

1、動悸

2、脈が速くなる。

3、嘔吐

4、意識障害

5、昏睡状態

6、けいれん

7、意識がなくなる。

8、下半身が立てない。

 

などが起こる可能性があります。
その場合は、すぐに砂糖を舐めさすなどして、すぐに動物病院に連れていかなかいといけません。命に関わります。

一般的に、低血糖は、糖尿病の治療でインシュリンを打っている子に起こるのですが、それ以外にも起こることがあります。

1、インスリノーマ(膵臓の腫瘍)
2、低体重(2キロ前後の子)が、下痢、嘔吐をした場合
3、肝臓障害

運動し過ぎたからとか、野菜ばかり食べてからといって、低血糖になることは、あまりありません。

愛家や愛猫が、血液検査で低血糖となれば(糖尿病ではないのに)、重篤な状態だと理解して、すみやかみ処置してあげてください。

Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし