私たちは、がんのもふもふちゃんの治療をしています。

全ての子が、寛解をすればいいのですが、そうならないのが現実です。

 

今日はあるがんの猫さまの話を。

 

去年の6月から、がんの治療をさせてもらっています。

 

その猫さまは、数軒の動物病院に行き、もちろん2次診療の動物病院にも行き、大学病院にも行きました。

「何もできることがないので、好きなものを食べさせてあげて」

と言われたそうです。

 

飼い主さんは、そう言われたけれど、探して私たちのところに来て、治療をされています。

 

治療を始めて1年と4カ月で、今日で2回目のお誕生日。13歳になりました。

 

お誕生日おめでとうございます!

 

飼い主さんの細まやかなお世話と愛情で、今日もまったり暮らしているようです。

鼻腔内にでき扁平上皮がんですが、綺麗な顔をしています。

 

時間もお金もかけて治療をされています。

猫さまやワンコさまは、おもちゃじゃないし、病めるときも老いるときもしっかり愛してあげてくださいね。

Source: まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし