おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。無難に通過した大統領候補者のTV討論会、米食品医薬品局(FDA)による新型コロナウィルス治療薬としてのギリアド社「レムデシビル」の正式承認などを好感して、寄り付き早々に28,436ドル(+72)まで上昇。昼過ぎには難航している追加経済対策を巡る与野党協議や週末のポジション整理を重石に28,149ドル(-213)まで売られたものの、引けにかけて下げ幅を縮小。個別では決算を嫌気されたインテル、アメックスの他、エクソンモービル、ボーイングが指数の足枷に。ナスダックは続伸。


NYダウ 28,336ドル -28、ナスダック 11,548p +42

米10年債利回り 0.838% -0.010、為替  104.69円/ドル
NY原油 39.77 -0.87、日経先物 23,560円 +70

□ テクニカル : NYダウのテクニカルは20日線を意識した連日の下ヒゲが28,000ドル水準の底堅さを示す一方、右肩下がりの10日線が上値抵抗帯となっているために下振れリスクを継続中。

ユーロドルはレンジ相場ながら上昇トレンドを継続中。ただし、現在の為替は欧州と米国の経済状況の弱さ比べとなっているため、7-9月期のような「欧州景気回復期待を背景とするユーロ買い → NY株買い」 の構図とは異なる ≒ ユーロドルとNY株の相関性低下に要注意。

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【主な政治経済イベント】
10/26(月)中国共産党第5回全体会議(5中全会)
10/27(火)米10月消費者信頼感指数、決算:マイクロソフト、3M、キャタピラー、AMD
10/28(水)米決算:ボーイング
10/29(木)ECB理事会、米7-9月期GDP速報値、決算:アップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベット
10/30(金)ユーロ圏7-9月期GDP、米決算:エクソン

■ NY市場展望 : 需給調整±政治情勢・企業決算
金融資本による米大統領選前の需給調整(ポジションの過不足調整)を中心とした28,000~28,700ドルレンジでの方向感の乏しい展開をベースとしながら、追加経済対策を巡る与野党協議、佳境を迎える企業決算の内容を加減した推移へ。

もっとも、追加経済対策を巡る与野党協議に関しては、民主党側がトランプ大統領の得点稼ぎを防ぐべく意図的に合意を先送りしている感があるだけに、日々の思惑で株価が乱高下する場面はあっても、決定的な上下トレンドの形成要因にはならないと判断。企業決算に関しても、経済対策が不透明なままでは先行きの見通しが立てにくいだけに、全体相場への影響は単発的・限定的になりそうです。

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楽観シナリオとしては、追加経済対策を巡る与野党協議の電撃的な合意 → 29,000ドルトライ、リスクシナリオとしてはハイテク株への利確ラッシュ継続、テクニカル要因(節目の28,000ドル割れ)などを背景とする27,000ドル台半ばまでの下振れに警戒。
 
   (会員サークルより
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Source: ◆S教授!次はどの株買えば良いですか!?◆